晴れ渡った2009年初日。窓から前途を祝福するかのように陽光が差し込んだ。V奪回へ向け、金本が新年の誓いを立て、願いを込めた。
「いいところで打って勝ちにつながる一打を打つだけ。まあ去年みたいに前後が調子悪いと苦しい。相乗効果でみんながよくなればいいという思いはあります」
初夢は見なかった。巨人に13差を逆転された昨季の記憶は消し去った。しかし反省は忘れてはいない。V逸の最大の要因は打線。だからこそ3、5番にゲキを飛ばした。一本じゃなくて、三本の矢になろう−。心からの叫びだった。
05年。クリーンアップは計357打点の球団新記録を樹立した(ちなみに130試合制だった1985年はバース、掛布、岡田で計343打点)。シーツ(85打点)、金本(125打点)、今岡(147打点)でネジ伏せた。
目指すは4年前の再現。ド真ん中で相乗効果を実感しただけに鳥谷&新井にゲキを飛ばした。もちろん金本自身も“黒子”に徹することもある。「しっかり四球を選んで、(新井に)思いっきりプレッシャーをかけたいと思います」。時には一打で決め、ある時はバトンを渡す。脇を固める2人が結果を出せば究極の“一人二役”も可能だ。
元日から約2時間、上半身のトレーニングで汗を流した。「結構順調」と筋力数値は過去最高レベルの仕上がりになる。昨年11月にメスを入れた左ひざは「去年のことを考えれば回復具合は違います。全然、いいです」と全快間近を示唆した。
「最後にみんなが喜べるようにね。真弓監督をしっかり胴上げできるように、ひとつになって頑張ります」
4月3日、京セラDで迎えるヤクルトとの開幕戦当日に41歳となる。嬉しい“バースデープレゼント”は鳥谷と新井が運んでくれる。それを信じて、金本は4番に座り続ける。』(yahooニュースより)
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